だんだんバス

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だんだんバスDANDAN BUS)は、鳥取県米子市で運行されているコミュニティバス。愛称の「だんだん」とは雲伯方言で「ありがとう」を意味する言葉である。

日ノ丸自動車

米子駅を起点とする3ルートが運行されており、日本交通・日ノ丸自動車が運行を担当している。

概要

  • 料金は以下の通りとなっている。
    • 大人(中学生以上)150円、小学生100円、障害者等50円、幼児は無料。
      • 日本交通及び日ノ丸自動車が発行する路線バス定期券(大人(中学生以上)のみ)を提示すると、運賃が割引(大人(中学生以上)100円)となる。
      • 日本交通及び日ノ丸自動車が発行する70歳以上の高齢者向け路線バス定期券「グランド70」を提示すると、運賃が無料となる。
  • 「だんだんバス」専用回数券(「どんぐりコロコロ」には使用できない)
    • 500円券(50円券の11枚綴り)、1,000円券(100円券の11枚綴り)、1,500円券(150円券の11枚綴り)
  • 「だんだんバス」専用定期券(「どんぐりコロコロ」には使用できない)
    • 1か月大人(中学生以上)4,500円、小学生3,000円、障害者等1,500円。
  • わいわいパス(米子市内大人(中学生以上)600円、小学生300円、広域大人(中学生以上)1,000円、小学生500円。障害者等の割引はない)
    • デジタルチケットで、平日は10時以降、土休日は終日利用可能。
  • 鳥取藩乗放題手形(3日間1,800円)でも利用可能。
  • なお、他社の一般路線の乗車券類は使用できない。
  • なお、1月1日は全便運休となる。

沿革

  • 2001年7月1日 運行開始。当初の料金は大人・小学生100円、障害者等50円、幼児は無料で、現金のみの取り扱いであった。
  • 2007年10月1日 大人の料金を150円に値上げ(小学生、障害者等、幼児は従来通り)。同時に専用回数券を発売。
  • 2012年4月1日 より安全性と定時性を確保するため、余裕を持たせたダイヤに変更[1]
  • 2017年3月30日 専用車両をポンチョに変更[2]
  • 2020年4月1日 路線番号を導入[3][4][5][6]。だんだんバスは[11]となる。
  • 2021年12月1日 新路線となる「歴史コース」「まちなかコース」の試験運行開始。従来の路線は「だんだんコース」に変更[7]
  • 2024年4月1日 「歴史コース」「まちなかコース」を本格運行に移行[8]。こちらの専用車両もポンチョに変更。
  • 2024年5月8日 従来、「だんだんコース」が経由していた米子市道2985号米原二丁目5号線が廃止されたため、当分の間、義方小学校前 - 北高入口間を鳥取県道245号両三柳後藤停車場線 - 鳥取県道317号両三柳西福原線経由で迂回運行を実施。これは、同年5月28日、旧ホープタウン跡地にMEGAドン・キホーテが開業することを踏まえ、周辺道路の交通安全確保を図るためである。迂回運行中は錦町三丁目・後藤駅入口・ホープタウン前には停車しない[9][10]

現行路線

環状線ではあるが、全路線において1方向のみの営業であり、逆方向での営業は行っていない。

だんだんコース(日本交通・日ノ丸自動車)
1周9.2km、50分。30分間隔、21便(土曜日・日曜日・祝日は19便)運行。
  • [11] 米子駅商工中金前→裁判所前→大学病院→米子港→後藤駅入口→循環天満屋前→ふれあいの里→髙島屋前→市役所入口→米子駅
    • 最終2便を除き、米子駅でそのまま乗車可能。
    • 2024年5月8日から当分の間、錦町三丁目・後藤駅入口・ホープタウン前には停車しない。
歴史コース(日ノ丸自動車)
1周26分。60分間隔、9便(土曜日・日曜日・祝日は8便)運行。
  • [12] 米子駅→米子城前→大学病院→裁判所前→寺町通り→髙島屋前→市役所入口→米子駅
    • 最終1便を除き、米子駅でそのまま「まちなかコース」へ乗車可能。
まちなかコース(日ノ丸自動車)
1周24分。60分間隔、9便(土曜日・日曜日・祝日は8便)運行。
  • [13] 米子駅→西部総合事務所・糀町庁舎前→ふれあいの里→髙島屋前→裁判所前→大学病院→米子駅
    • 米子駅でそのまま「歴史コース」へ乗車可能。

車両

小型ノンステップバス日野自動車ポンチョ・車椅子対応)3台(「だんだんコース」2台(日本交通・日ノ丸自動車各1台)・「歴史コース」→「まちなかコース」1台(日ノ丸自動車))で運行。なお、これら専用車が使用できない場合は、日本交通及び日ノ丸自動車の一般車両(運行経路に狭隘区間があるため、中型・小型バスに限定)を用いた運行が行われる。この場合、車体に「だんだんバス」の表示を貼り付けてあり、整理券は発行されず、車内自動放送も一般路線とは異なる。

2017年3月29日までは、小型ノンステップバス(日野自動車のレインボーHR7m・車椅子対応)2台で運行されていた。

試験運行期間の「歴史コース」と「まちなかコース」は中型ノンステップバス1台で運行され、「試験運行中」という横断幕やマグネットシートを取り付けていた。

関連項目

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ だんだんバスの運行時間が変わります (米子市HP) Archived 2015年9月19日, at the Wayback Machine.
  2. ^ “米子市循環バス「だんだんバス」が新車両で運行中!”. 米子市役所 (2017年3月31日). 2018年8月12日閲覧。
  3. ^ “バス路線番号の設定等(1)”. 米子市役所総合政策部交通政策課 (2020年1月17日). 2020年1月17日閲覧。
  4. ^ “バス路線番号の設定等(2)”. 米子市役所総合政策部交通政策課 (2020年1月17日). 2020年1月17日閲覧。
  5. ^ “バス路線番号の設定等(3)”. 米子市役所総合政策部交通政策課 (2020年1月17日). 2020年1月17日閲覧。
  6. ^ “バス路線番号の設定等(4)”. 米子市役所総合政策部交通政策課 (2020年1月17日). 2020年1月17日閲覧。
  7. ^ “だんだんバスの新コース試験運行開始!”. 米子市役所 (2021年11月30日). 2021年12月6日閲覧。
  8. ^ “だんだんバス歴史コース・まちなかコースの本格運行開始(令和6年4月改正内容について)”. 米子市役所 (2024年3月26日). 2024年5月1日閲覧。
  9. ^ “市道の廃止に伴う交差点封鎖及びだんだんバスの迂回運行について”. 米子市役所 (2024年4月26日). 2024年5月15日閲覧。
  10. ^ “市道の廃止に伴う交差点の封鎖について”. 米子市役所 (2024年5月8日). 2024年5月15日閲覧。

外部リンク

  • 米子市循環バス「だんだんバス」(米子市HP)
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