イブラヒム・ビレ・ドゥアレ

イブラヒム・ビレ・ドゥアレ[1]フランス語: Ibrahim Bileh Doualeh)は、ジブチの財務官僚外交官大使。財務省歳出管理局長や在モロッコ大使などを経て、2021年より駐日大使を務めている[2][3]

経歴

ドゥアレは財務官僚としてキャリアを開始し、歳出管理局長など予算に係る様々な要職を歴任した[2][3]

1993年3月、在エリトリア大使館財務担当参事官を拝命して外交官に転身[2][3]

2000年2月から2014年2月にかけて、駐日大使館財務担当参事官を務めた[2][3]2005年1月5日にイスマエル・グラル・ブディン大使が信任状を捧呈した際には、ヤシン・フセイン・ドワレ一等参事官と共にドゥアレ参事官も随行している[4]

2014年7月から2021年8月にかけてラバト常駐の在モロッコ大使を務めたが、うち2015年以降は非常駐の在セネガル大使を、2017年以降は非常駐の在コートジボワール大使を、2019年以降は非常駐の在ギニア大使を兼轄した[2][3]

在モロッコ大使在任中の2020年2月、モロッコ南部リオ・デ・オロ地方の主要都市ダフラに新設されるジブチ総領事館の開館式が執り行われた。この式典では、ジブチ代表のドゥアレ大使とモロッコ代表のナッセール・ブリタ(アラビア語版、英語版)外務大臣(アラビア語版、英語版)が共同議長を務め、モロッコ側からモロッコ国際協力庁(アラビア語版)(AMCI)長官やリオ・デ・オロ地方の首長など数多くの要人が出席した[5]

2021年8月、イスマイル・オマル・ゲレ大統領次期駐日大使ドゥアレや次期在ドイツ大使ドワレを含む5名の新任大使をジブチ人民宮殿(英語版)に召集し、大使全員に政策指針を与えた[6]

2021年10月27日、ドゥアレは皇居で信任状を捧呈して駐日大使に就任[2][3][7]。同年12月1日、日本国防衛省本省へ足を運んで岸信夫防衛大臣を表敬訪問した[8]

出典・脚注

  1. ^ 他にイブラヒム・ビレー・ドゥアレーなどとも表記される。
  2. ^ a b c d e f 大使略歴 | 駐日ジブチ大使館 (フランス語)
  3. ^ a b c d e f 大使略歴 | 駐日ジブチ大使館 (英語)
  4. ^ 新任駐日ジブチ共和国大使の信任状捧呈について | 外務省
  5. ^ Djiboutian Ambassador: Opening of Consulate in Dakhla Highlights Djibouti's Commitment to Respecting Morocco's Territorial Integrity | Ministry of Foreign Affairs, African Cooperation and Moroccan Expatriates (英語)
  6. ^ TOUR D’HORIZON DES PRIORITÉS DE LA DIPLOMATIE DJIBOUTIENNE DANS UNE AUDIENCE ACCORDÉE PAR LE CHEF DE L’ETAT AUX AMBASSADEURS AFFECTÉS À DE NOUVELLES CHANCELLERIES | LA NATION (フランス語)
  7. ^ 駐日ジブチ大使の信任状捧呈 | 外務省
  8. ^ 駐日ジブチ共和国特命全権大使の当省訪問について | 防衛省

外部リンク

  • 大使略歴 (フランス語)、同 (英語)
  • 積み替えの重要なハブになることを目指す (Aiming to be key transshipment hub) (英語) - 2022年6月27日
公職
先代
アホメド・アライタ・アリ
ジブチの旗 駐日ジブチ大使 日本の旗
2021年 -
次代
(現職)
先代
アデン・アリ・アブディ
ジブチの旗モロッコジブチ大使 モロッコの旗
2014年 - 2021年
次代
モハメド・ドゥフール・ヘルシ
日本の旗 現職の駐日大使
特命全権大使
非常駐大使
  • 1998年
  • トーゴの旗 ノラナ・タ・アマ(中国常駐)
  • 2008年
  • アンティグア・バーブーダの旗 アンソニー・リバプール(本国常駐)
  • エスワティニの旗 ムプメレロ・ジョセフ・ンドゥミソ・ロペ(マレーシア常駐)
  • 2010年
  • ブータンの旗 ヴェツォプ・ナムギャル(インド常駐)
  • 2012年
  • 赤道ギニアの旗 マルコス・ムバ・オンド(中国常駐)
  • 2013年
  • ギニアビサウの旗 マラン・サンブー(ポルトガル語版)(中国常駐)
  • 2014年
  • ブルンジの旗 パスカル・ガスンズ(中国常駐)
  • スリナムの旗 ロイド・ルシエン・ピナス(中国常駐)
  • キリバスの旗 テーコア・イウタ(台湾常駐)
  • 2016年
  • チャドの旗 アハメッド・スンギ(中国常駐)
  • モンテネグロの旗 ヨバン・ミルコビッチ(本国常駐)
  • 2017年
  • ニジェールの旗 イヌサ・ムスタファ(中国常駐)
  • 2018年
  • セントクリストファー・ネイビスの旗 ジャスミン・ハギンス(台湾常駐)
  • 2019年
  • カーボベルデの旗 ターニャ・セラフィム・イヴォンヌ・ロミュアルド(中国常駐)
  • 2022年
  • シエラレオネの旗 アーネスト・ビンバ・ドマヒナ(中国常駐)
  • セントビンセント・グレナディーンの旗 アンドレア・ボウマン(台湾常駐)
  • ベリーズの旗 キャンディス・ピッツ(シンプル英語版)(台湾常駐)
  • モナコの旗 ディディエ・ガメルダンジェ(フランス語版)(本国常駐)
  • 2023年
  • モーリシャスの旗 マリー・クレア・ジャン・モンティ(オーストラリア常駐)
  • トリニダード・トバゴの旗 ロジャー・ゴポール(インド常駐)
  • コモロの旗 マウラナ・シャリフ(中国常駐)
  • バハマの旗 セドリック・アレキサンダー・スコット(本国常駐)
  • セーシェルの旗 アンヌ・ラフォルテューン(中国常駐)
次期大使
  • ホンジュラスの旗 ハロルド・エフライン・ブルゴス・カストロ
  • カタールの旗 ジャベル・ジャララ・アルマッリ
臨時代理大使
  • 2019年
  • マダガスカルの旗 ツィラヴ・マエリゾ・ランジャザフィ
  • 2021年
  • ボリビアの旗 ナターリア・フェルナンダ・サラサール・バルデラマ
  • 2022年
  • リビアの旗 アハメッド・S・A・アルナァース
  • ギニアの旗 ムッサ・ファンタ・カマラ
  • コロンビアの旗 フロル・アンヘラ・ドゥラン・コンスエグラ
  • スーダンの旗 アリ・モハメド・アーメッド・オスマン・モハメド
  • シリアの旗 ナジブ・エルジ
  • ホンジュラスの旗 アニバル・アロルド・アンドン・シルバ
  • ロシアの旗 ゲンナーディー・オヴェチコ(ロシア語版)
  • トーゴの旗 ドジヴィ・エヴァ・ケケリ・ムヴィ
  • ベラルーシの旗 エヴゲーニイ・ラヴリネンコ
  • ブルキナファソの旗 テウェンデ・ポール・スィンガ
  • 2023年
  • ハイチの旗 ワトソン・レイシウス・デニ
  • 北マケドニア共和国の旗 エフェンディレール・スナイ
  • チュニジアの旗 アバス・フセム
  • オランダの旗 セオドーラス・ペータース
  • バチカンの旗 リヴェ・ファブリス
  • タイ王国の旗 プラーンティップ・ガーンジャナハッタキット
  • カタールの旗 アブダラ・セイフ・アルカヤリン
  • ナイジェリアの旗 ディンバ・エニオマ
  • ルワンダの旗 ボニー・ムセファノ
  • モザンビークの旗 ジョゼ・アントニオ・ジュスティーノ・ニャルンゴ
  • スロバキアの旗 ロマン・ハウザー
  • 2024年
  • サウジアラビアの旗 アナス・サーレ・A・アルノワイセー
  • イラクの旗 ペワン・ジャセム・イブラヒム・ザウィタイ
  • ケニアの旗 アーサー・アマヤ・アンダンビ
  • ベナンの旗 モルジャン・アルビンヌ・カールメンヌ
その他