ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋

ウォリスとエドワード
英国王冠をかけた恋
W.E.
監督 マドンナ
脚本 マドンナ
アレック・ケシシアン(英語版)
製作 マドンナ
クリス・サイキエル
製作総指揮 スコット・フランクリン
ドナ・ジグリオッティ
ハーヴェイ・ワインスタイン
出演者 アビー・コーニッシュ
ジェームズ・ダーシー
アンドレア・ライズボロー
オスカー・アイザック
音楽 アベル・コジェニオウスキ
主題歌 マドンナ「マスターピース」
撮影 ハーゲン・ボグダンスキー
編集 ダニー・B・タル(英語版)
製作会社 セムテックス・フィルムズ
配給 イギリスの旗 オプティマム・リリーシング(英語版)
日本の旗 クロックワークス
公開 イギリスの旗 2012年1月20日
日本の旗 2012年11月3日
上映時間 119分
製作国 イギリスの旗 イギリス
言語 英語
フランス語
ロシア語
製作費 $15,000,000[1]
興行収入 世界の旗 $2,042,203[2]
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ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋』( - えいこくおうかんをかけたこい、W.E.)は2011年イギリスドラマ映画歌手女優のマドンナによる監督2作目の作品で[3]、出演はアビー・コーニッシュアンドレア・ライズボローなど。イギリス国王エドワード8世とアメリカ人既婚女性ウォリス・シンプソンとのロマンス、いわゆる「王冠をかけた恋」を題材にしている[3]

2011年の第68回ヴェネツィア国際映画祭で初上映され、第84回アカデミー賞衣裳デザイン賞にノミネートされた他、第69回ゴールデングローブ賞では作曲賞主題歌賞にノミネートされ、主題歌賞を受賞した。

ストーリー

「王冠をかけた恋」をウォリス・シンプソンの視点で描くとともに、彼女の人生に自分の境遇を重ねるニューヨーク在住の既婚女性の姿を並行して描く。

1998年のニューヨークで、一流分析医の妻であるウォリーは、誰もがうらやむセレブ生活を送っていたが、子づくりに非協力的で、仕事と称して家を空けることの多い夫ウィリアムとの生活に心を痛めていた。そんなある日、ウォリーが結婚前に学芸員として働いていたサザビーズで、「王冠をかけた恋」で知られるウィンザー公爵夫妻の遺品オークションが行なわれることになる。ウィンザー公爵夫人(ウォリス・シンプソン)に憧れていた母と祖母に、彼女に因んでウォリーと名付けられたことから、かねてよりウォリスに親しみを感じていたウォリーは、オークションの内覧会に足を運ぶ。様々な遺品を目にしたウォリーは、ウォリスの人生に自分の境遇を重ね合わせ、彼女の幻と対話するようになる。そんなウォリーの姿に亡き妻の面影を感じた警備員エフゲニは彼女に強く惹かれる。そしてウォリーも、ピアノがうまく、知的で紳士なエフゲニに惹かれて行く。

ある日、ウォリーがオークションでウォリスの手袋を1万ドルで落札したことを知ったウィリアムがウォリーを責めたことから、2人は殴り合いの喧嘩となり、ウォリーはウィリアムに激しい暴行を受けてしまう。翌日、オークション会場に姿を見せないウォリーを心配したエフゲニがウォリーの家を訪ねると、怪我をしたウォリーがベッドルームでうずくまって震えていた。エフゲニは彼女を自宅に連れ帰る。そして2人は結ばれ、ウォリーはウィリアムと離婚、画廊で働くようになる。

ウォリーはウィンザー公爵夫妻の不動産などを所有する実業家モハメド・アルファイドがウォリスの手紙を所有していることを知る。アルファイドに会うために作家と偽ってパリまでやって来たウォリーは、「王冠をかけた恋」をウォリスの視点から描きたいと説得し、手紙を見せてもらう。ウォリスの苦悩や葛藤が記された手紙にウォリーは涙する。

エフゲニの子を妊娠したウォリーはウォリスの幻に別れを告げる。

キャスト

※括弧内は日本語吹替

1998年
王冠をかけた恋

作品の評価

Rotten Tomatoesによれば、113件の評論のうち、高く評価しているのは12%にあたる14件にとどまっており、平均して10点満点中4.24点を得ている[4]Metacriticによれば、32件の評論のうち、高評価は3件、賛否混在は20件、低評価は9件で、平均して100点満点中37点を得ている[5]

出典

  1. ^ Diana Lodderhose (2011年8月31日). “‘W.E.’: Big ambition, small budget” (英語). Variety. https://variety.com/2011/film/news/w-e-big-ambition-small-budget-1118042049/ 2014年2月22日閲覧。 
  2. ^ “W.E.” (英語). Box Office Mojo. 2020年6月8日閲覧。
  3. ^ a b “ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋”. WOWOW. 2014年2月22日閲覧。
  4. ^ “W.E. (2012)” (英語). Rotten Tomatoes. 2020年6月8日閲覧。
  5. ^ “W.E. Reviews” (英語). Metacritic. 2020年6月8日閲覧。

関連項目

外部リンク

マドンナ
シングル
マドンナのシングル
1980年代
82年

1.エヴリバディ

83年

2.バーニング・アップ - 3.ホリデイ - 4.ラッキー・スター

84年

5.ボーダーライン - 6.ライク・ア・ヴァージン

85年

8.マテリアル・ガール - 9.クレイジー・フォー・ユー - 10.エンジェル - 11.イントゥ・ザ・グルーヴ - 12.ドレス・ユー・アップ - 13. ギャンブラー

86年

11.リヴ・トゥ・テル - 12.パパ・ドント・プリーチ - 13. トゥルー・ブルー - 14. オープン・ユア・ハート

87年

15.ラ・イスラ・ボニータ - 16.フーズ・ザット・ガール - 17.コモーション - 18.ルック・オブ・ラヴ

88年
  • 19.スポットライト
89年

20.ライク・ア・プレイヤー - 21.エクスプレス・ユアセルフ - 22.チェリッシュ - 23.オー・ファーザー - 24.ディア・ジェシー

1990年代
90年

25.キープ・イット・トゥゲザー - 26.ヴォーグ - 27.ハンキー・パンキー - 28.ジャスティファイ・マイ・ラヴ

91年

29.レスキュー・ミー

92年
93年

33.バッド・ガール - 34.フィーヴァー - 35.レイン - 36.バイ・バイ・ベイビー

94年

37.アイル・リメンバー - 38.シークレット - 39.テイク・ア・バウ

95年

40.ベッドタイム・ストーリー - 41.ヒューマン・ネイチャー - 42.愛をこえて

96年

43.ワン・モア・チャンス - 44.愛は色あせて - 45.ユー・マスト・ラヴ・ミー - 46.ドント・クライ・フォー・ミー・アルゼンチーナ

97年

47.アナザー・スーツケース

98年

48.フローズン - 49.レイ・オブ・ライト - 50.ドラウンド・ワールド / サブスティテュート・フォー・ラヴ - 51.パワー・オブ・グッバイ

99年
2000年代
00年

54.アメリカン・パイ - 55.MUSIC - 56.ドント・テル・ミー

01年
02年
03年

59.アメリカン・ライフ - 60.ハリウッド - 61.ミー・アゲインスト・ザ・ミュージック - 62.ナッシング・フェイルズ - 63.ラヴ・プロフュージョン

05年
06年

65.ソーリー - 66.ゲット・トゥゲザー - 67.ジャンプ

07年
08年

69.フォー・ミニッツ - 70.ギヴ・イット・トゥ・ミー - 71.マイルズ・アウェイ

09年

72.セレブレイション - 73.リヴォルヴァー

2010年代
12年

74.ギヴ・ミー・オール・ユア・ラヴィン - 75.ガール・ゴーン・ワイルド - 76.マスターピース - 77.ターン・アップ・ザ・ラジオ

14年
15年

79.ゴーストタウン - 80.ビッチ・アイム・マドンナ - 81.ホールド・タイト

19年

82.メデジン - 83.クレイヴ - 84.アイ・ライズ

2020年代
20年

85.アイ・ドント・サーチ・アイ・ファインド - 86.レヴィテイティング

22年
23年

88.ポピュラー - 89.ヴァルガー

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