エウダミダス1世

エウダミダス1世古希: Εὐδαμίδας, : Eudamidas I, 在位:紀元前330年-紀元前300年)はエウリュポン朝のスパルタ王である。

エウダミダス1世はアルキダモス3世の子であり、先王アギス3世の弟であり、次代の王アルキダモス4世の父である。兄アギス3世は紀元前331年メガロポリスの戦いマケドニア将軍アンティパトロスと戦い、敗死した。アギスには子がいなかったため、エウダミダスは兄の後を継ぎ、王位に就いた[1]。エウダミダスは裕福な家の生まれのアルキダミアと結婚し、彼女との間にアルキダモスとアゲシストラタの二子を得た[2]。パウサニアスによれば、エウダミダスの治世の間、スパルタは平和だった[3]

  1. ^ プルタルコス, 「アギス」, 3
  2. ^ ibid, 4
  3. ^ パウサニアス, II, 10, 5

参考文献

  • パウサニアス著、飯尾都人訳、『ギリシア記』、龍渓書舎、1991年
  • プルタルコス著、村川堅太郎他訳、『世界古典文学全集 プルタルコス』、筑摩書房, 1966年


先代
アギス3世
スパルタ王(エウリュポン朝)
紀元前330年-紀元前300年
次代
アルキダモス4世