キューピットバレイ

キューピットバレイ
所在地 〒942-0534
新潟県上越市安塚区須川4820
座標 北緯37度3分5秒 東経138度29分10秒 / 北緯37.05139度 東経138.48611度 / 37.05139; 138.48611
造設地形 菱ヶ岳
標高 980 m - 430 m
標高差 550 m
最長滑走距離 4,000 m
最大傾斜 32度
コース数 9本
コース面積 48 ha
索道数 5本
テレインパーク キッカー、レール、ボックス
公式サイト www.yukidaruma-kogen.com
地図
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キューピットバレイは、新潟県上越市安塚区に位置するスキー場

概要

関田山脈の一峰である菱ヶ岳(1129m)の北側斜面にある。湯沢・魚沼エリアと信州・妙高エリアのほぼ中間に位置し、都心からのアクセスに難があるが、豪雪地帯ならではの豊富な積雪に恵まれ、近隣にスキー場が少ないため落ち着いた環境である。また、ゲレンデトップより日本海を望めるのも特徴である。

スノーボードは全面滑走可。 過去にはナイター営業も実施していた。

大量の雪を貯蔵する雪室が設けられており、夏季には「雪室コンビニ」として週末を中心に雪の中でコンビニの営業が行われるほか、区内の他の雪室と同様に冷房や食材の貯蔵に利用されている[1]

コース

  • ラメールコース
  • マリオネットコース
  • エトルコース
  • ソレイユ上級コース
  • ソレイユコース
  • エトワールコース
  • プロムナードコース
  • メモワールコース
  • センターゲレンデ

施設

第4駐車場からの遠景
  • リフト
    • ゴンドラ1基(運休中)[2]
      • 6人乗り。センターハウスから山頂まで一気に登ることができた。
    • クワッド2基
      • 第1クワッド - センターハウスからゲレンデ中腹にかけて設置されている。
      • 第2クワッド - ゲレンデ中腹から菱ヶ岳方面に向かって設置されている。
    • ペア2基(うち1基は運休)
      • 第3ペア - センターゲレンデに沿って設置されている。ナイター営業されていた時期は、本リフトがナイター対応だった。
      • 第4ペア - (運休中)[3]。ゲレンデ中腹からソレイユコース付近にかけて設置されていた。
  • センターハウス
  • ふれあい昆虫館 - 雪冷房を併設した施設で、2008年(平成20年)に設けられた[4]
  • 雪室
  • ゆきだるま温泉雪の湯(2019年より休館[5]
センターハウスとゲレンデ

アクセス

公共交通
自動車

周辺

沿革

  • 1989年(平成元年) - 12月22日、スキー場開発の事業主体となる第三セクター「安塚総合開発」が発足[8]川崎製鉄グループ(現・JFEホールディングス)が39%、町と熊谷組が10%、残りはJR西日本などが出資し、民間企業は17社にのぼる[8]
  • 1990年(平成2年) - 12月23日、キューピットバレースキー場、開業[9][10]。コース7本、ゴンドラ・リフト3基、宿泊施設、レストラン、1500台の駐車場などを備えた[9]
  • 1991年(平成3年) - 7月、夏季営業開始[11]。ゴンドラ運転のほか、パラグライダー場、マウンテンバイクパターゴルフなどの施設が整備された[11]
  • 1999年(平成11年) - 収益悪化のため川崎製鉄は当スキー場を安塚町(現上越市)に寄付し撤退[12][13]。町が98%出資する第三セクター「キューピットバレイ」が新たに設立され、安塚総合開発から運営が引き継がれた[14]
  • 2013年(平成25年) - 持株会社「J-ホールディングス」が設立される[15]
  • 2016年(平成28年) - 2016-2017シーズンから、スマイルリゾートグループ提携スキー場となった。
  • 2020年(令和2年)
    • 3月、指定管理者の株式会社キューピットバレイ(上越市の第3セクター、Jホールディングスグループのグループ企業)が、2019-2020シーズンの記録的な暖冬少雪[16]および新型コロナウイルスによる影響を理由に解散することが報じられた[17][18]
    • 5月、スマイルリゾート(新潟県湯沢町)が新しい運営会社となることが内定したと報じられた[19]

脚注

[脚注の使い方]

注釈

出典

  1. ^ “いらっしゃい! 雪室コンビニ(節電の新景)”. 日本経済新聞. (2012年7月25日). https://www.nikkei.com/article/DGXDZO44133230V20C12A7MM0000/ 2019年8月15日閲覧。 
  2. ^ 2020-2021シーズンより運休し、ゲレンデマップからも消されている
  3. ^ 2017-2018シーズン現在運休し、ゲレンデマップ上からも消えている。
  4. ^ “スキー場運営キューピットバレイ、夏の集客へ昆虫展示場、雪冷房施設も併設。”. 日本経済新聞. (2008年5月29日). p. 22 地方経済面 新潟 
  5. ^ “企画多彩 集客増へアイデア勝負 上越安塚・キューピットバレイスキー場”. 新潟日報. (2022年1月21日). https://www.niigata-nippo.co.jp/news/local/20220121665458.html 
  6. ^ a b c “アクセス/お問い合わせ”. キューピットバレイ. 2019年8月15日閲覧。
  7. ^ “上越市内公共交通総合時刻表”. 上越市. 2020年5月24日閲覧。
  8. ^ a b “安塚町のスキー場開発、第三セクター発足。”. 日本経済新聞. (1989年12月23日). p. 22 地方経済面 新潟 
  9. ^ a b “安塚町、スキー場きょう開業―1500台収容の駐車場も。”. 日本経済新聞. (1990年12月23日). p. 22 地方経済面 新潟 
  10. ^ “川崎製鉄(株)『川崎製鉄五十年史』 平成2年(1990)”. 公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センター 渋沢社史データベース. 2020年5月26日閲覧。
  11. ^ a b “新潟・安塚のキューピットバレイ、夏季営業を開始。”. 日本経済新聞. (1991年7月7日). p. 22 地方経済面 新潟 
  12. ^ “レジャー&リゾート分野における第三セクターの改革と再生スキーム研究”. 2020年5月22日閲覧。
  13. ^ “川崎製鉄(株)『川崎製鉄五十年史』 平成11年(1999)”. 公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センター 渋沢社史データベース. 2020年5月26日閲覧。
  14. ^ “キューピットバレイ、初決算は707万円黒字―スキー・温泉客が伸びる。”. 日本経済新聞. (2000年6月30日). p. 22 地方経済面 新潟 
  15. ^ “上越市の三セク持株会社設立 2年後の全社黒字化目指す”. 上越タウンジャーナル. (2013年9月1日). https://www.joetsutj.com/articles/52048209 
  16. ^ “少雪にウイルス追い打ち 2割減 上越3市スキー場、今季入り込み”. 新潟日報. (2020年5月10日). https://web.archive.org/web/20200515011910/https://www.niigata-nippo.co.jp/news/local/20200510542487.html  - WayBack Machineによるアーカイブ
  17. ^ “キューピットバレイの運営会社 今年度で解散へ”. 上越妙高タウン情報(上越ケーブルビジョン株式会社). (2020年3月11日). https://www.joetsu.ne.jp/106579 2020年5月22日閲覧。 
  18. ^ “キューピットバレイ 3月末に解散へ 上越でスキー場運営 少雪と新型ウイルス響く”. 新潟日報. (2020年3月11日). https://web.archive.org/web/20200315105833/https://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20200311530169.html  - WayBack Machineによるアーカイブ
  19. ^ “安塚区「雪だるま高原」 指定管理者に湯沢町のスマイルリゾート”. 上越妙高タウン情報(上越ケーブルビジョン株式会社). (2020年5月25日). https://www.joetsu.ne.jp/113707 2020年5月25日閲覧。 

関連項目

外部リンク

  • 公式ウェブサイト
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