クワシ・クワーテン
この記事の項目名には以下のような表記揺れがあります。
- クワジ・クワーテング
- クワルテング
- クワルテン
| 閣下 クワシ・クワーテン MP | |
|---|---|
| Kwasi Kwarteng | |
 公式肖像（2021年撮影） | |
| 財務大臣 | |
| 任期 2022年9月6日 – 2022年10月14日 | |
| 首相 | リズ・トラス |
| 前任者 | ナディム・ザハウィ |
| 後任者 | ジェレミー・ハント |
| ビジネス・エネルギー・産業戦略大臣 | |
| 任期 2021年1月8日 – 2022年9月6日 | |
| 首相 | ボリス・ジョンソン |
| 前任者 | アロク・シャーマ（英語版） |
| 後任者 | ジェイコブ・リース＝モグ |
| ビジネス大臣 | |
| 任期 2019年7月24日 – 2021年1月8日 | |
| 首相 | ボリス・ジョンソン |
| 前任者 | クレア・ペリー（英語版） |
| 後任者 | アン＝マリー・トレベリアン（英語版） |
| 欧州連合離脱政務次官 | |
| 任期 2018年11月16日 – 2019年7月24日 | |
| 首相 | テリーザ・メイ |
| 前任者 | スエラ・ブレイバーマン |
| 後任者 | 役職廃止 |
| 国会議員 スペルソーン選出 | |
現職 | |
| 就任 2010年5月6日 | |
| 前任者 | デヴィッド・ウィルシャー（英語版） |
| 得票差 | 18,393 (37.2%) |
| 個人情報 | |
| 生誕 | Akwasi Addo Alfred Kwarteng (1975-05-26) 1975年5月26日（48歳）  イギリス イングランド、ロンドン、ウォルサム・フォレスト区 |
| 国籍 | イギリス |
| 政党 | 保守党 |
| 配偶者 | ハリエット・エドワーズ Harriet Edwards (m. 2019) |
| 子供 | 1 |
| 住居 | ダウニング街11番地、ロンドン |
| 教育 | イートン・カレッジ |
| 出身校 | |
| 職業 |
|
| 公式サイト | kwasi4spelthorne |
クワシ・クワーテン（英: Kwasi Kwarteng [ˈkwɔːzi ˈkwɔːtɛŋ][1], 出生名: Akwasi Addo Alfred Kwarteng, 1975年5月26日[2][3] - ）は、イギリスの政治家。2022年に財務大臣を務め、2021年から2022年まではビジネス・エネルギー・産業戦略大臣を務めていた。保守党に所属しており、2010年からサリー州北部スペルソーン（英語版）の国会議員 (MP) に選出されている。
幼少期・学歴
1975年にロンドンのウォルサム・フォレスト区で生まれた[4][5]。1960年代に学生としてガーナから移住してきたアルフレッド・K・クワーテンとシャーロット・ボアイティ・クワーテンの一人息子[6]。母親は法廷弁護士[7]、父親は連邦事務局の経済学者[5][8]。
国会議員としてのキャリア
2018年11月、クワーテンは欧州連合離脱省の政務次官に就任した。2019年7月のボリス・ジョンソンの首相就任後に気候担当国務大臣（英語版）に昇格し、閣議に出席した。2021年1月、クワーテンはビジネス・エネルギー・産業戦略省に昇格し、2022年にジョンソンが辞任した後、クワーテンはリズ・トラスの保守党党首就任を支持した。
財務大臣
2022年9月6日に首相となったトラスにより財務大臣に任命され、黒人として初めてイギリスの財務大臣に就任した[9]。トラスの盟友であるが、就任直後に打ち出した大型減税策を柱とする経済対策が財源の裏付けがなかったことで不安が国内に広がり、株価の下落や通貨ポンドは大きく値を下げるなど金融市場が大混乱に陥った。この責任により10月14日、クワーテンは財務大臣を解任された（後任はジェレミー・ハント）[10][9]。在任期間38日は就任から30日で心臓発作により死去したイアン・マクロード（英語版）に次ぐ二番目の短さだった[9]。この混乱を契機にトラス政権は公約としていた大型減税などの経済政策は撤回に追われ、その後も閣僚が辞任するなど求心力を失った結果、10月20日にトラスは首相の辞意表明に追い込まれている[11]。
脚注
[脚注の使い方]
- ^ A Gambler's Streak?: What drives Chancellor Kwasi Kwarteng - BBC Newsnight BBC News
- ^ "No. 59418". The London Gazette (英語). 13 May 2010. p. 8745.
- ^ “Kwasi Kwarteng MP”. BBC Democracy Live (BBC News). オリジナルの2016年3月4日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160304101548/http://news.bbc.co.uk/democracylive/hi/representatives/profiles/35251.stm 2010年7月25日閲覧。
- ^ "Tories adopt 'black Boris' as candidate" Archived 24 July 2011 at the Wayback Machine., Staines News, 25 January 2010.
- ^ a b “Biography”. Kwart2010.com. 2010年5月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月17日閲覧。 Archived at archive.org 10 July 2010.
- ^ Ellery, Ben (2022年8月26日). “Kwasi Kwarteng: The 'amiable geek' set to be UK's next chancellor”. The Times. オリジナルの2022年8月30日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220830161358/https://www.thetimes.co.uk/article/kwasi-kwarteng-the-amiable-geek-set-to-be-uks-next-chancellor-2bw6lh2c3 2022年8月26日閲覧。
- ^ “'2 out of 12 at 100' – Marking 100 years of Women in Law”. Lady Margaret Hall, Oxford. 2021年10月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月12日閲覧。
- ^ Katwala, Sunder (2011年7月31日). “Kwasi Kwarteng: The rising star of politics and letters”. The Observer. オリジナルの2019年9月4日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20190904070540/https://www.theguardian.com/theobserver/2011/jul/31/observer-profile-kwasi-kwarteng 2019年9月4日閲覧。
- ^ a b c “クワーテング英財務相が解任 減税策で経済混乱、史上2番目に短い在任38日”. BBC. (2022年10月14日). https://www.bbc.com/japanese/63259800.amp 2022年10月15日閲覧。
- ^ “英トラス首相、財務相解任し法人減税撤回 政権の足元揺らぐ”. ロイター. (2022年10月15日). https://jp.reuters.com/article/britain-politics-idJPKBN2R91TV 2022年10月15日閲覧。
- ^ トラス英首相が辞意、減税案撤回で政権混迷…「英史上最短」就任１か月余り - 読売新聞オンライン 2022年10月20日
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- Profile at Parliament of the United Kingdom
- Contributions in Parliament at Hansard
- Blog at Conservative Home
- Spelthorne Conservatives
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