サハリン

サハリンとは、満洲語ᠰᠠᡥᠠᠯᡳᠶᠠᠨ
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sahaliyan ula angga hada「黒龍江の河口の岩山」の意であり、初出は1717年康熙56年)完成の大清帝国地図である『皇輿全覧図』にみえる。同図はダンヴィユ(英語版)によってフランス語に訳された。日本でも、中国から直接とヨーロッパを経由して知られ、「サガリイン」(寛政6年〈1794年〉桂川甫周北槎聞略』付録)や、「サハリン」(文化6年〈1809年〉『魯西亜国版世界全国所見蝦夷四境全図』)などと、記載されている[1][2]

  • 樺太(樺太島) - サハリン島。
  • サハリン州 - ロシア連邦の州(オーブラスチ)

出典

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  1. ^ 船越昭生『鎖国日本にきた「康熙図」の地理学史的研究』法政大学出版局〈歴史学研究〉、1986年4月。ASIN 4588250329。ISBN 978-4588250323。 
  2. ^ 汪前進、劉若芳『康熙皇輿全覽圖』外文出版社〈清廷三大實測全圖集〉、2007年1月。 NCID BA80960802。OCLC 859389759。 
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