スクリーン・スナップショット

スクリーン・スナップショット』(Screen Snapshots)は、1919年から1958年までアメリカ合衆国で製作・公開された短編ドキュメンタリー映画のシリーズである。ハリウッドで開かれた様々なイベントやパーティーにおけるスターたちの様子を特集した[1]9~10分の映画で、ニュース映画のように映画館で本編映画と共に上映された。

当初はスクリーン・スナップショット社(Screen Snapshots Inc.)が製作し、配給は、1919年から1924年にかけてはパテ・エクスチェンジ(英語版)社が、1925年から1929年にかけてはCBCフィルム・セールス(英語版)社が行った。1930年から1958年までは、ハリー・コーンコロンビア ピクチャーズが製作と配給を行った[2]

歴史

映画館向けの広告(1922年)

1919年、ハリー・コーンの兄のジャック・コーン(英語版)が、ハリウッドの現実を写した一巻の短い映画の製作を思いついた[3] 。コーン兄弟はホール・ルーム・ボーイズ・フォトプレイズ(Hall Room Boys Photoplays)社を設立し、ハリーがロサンゼルスで製作を、ジャックがニューヨークで配給を担当した[4]。ハリーは、この会社における製作は全て自分が担当するものと思っていたが、ジャックはルイス・ルーイン(ドイツ語版)を共同制作に迎えた[5]

1930年ごろから、この映画の脚本・製作・監督・ナレーションはハリエット・パーソンズ(英語版)がほとんどを行うようになった。パーソンズが去った後は、ラルフ・ストウブ(英語版)が製作を引き継ぎ、ナレーションはアート・ベイカー(英語版)が務めた。

この映画は、アカデミー短編映画賞(短編一巻部門)に以下の3回ノミネートされている。

  • 1944年 第23シーズン第1回『ハリウッド・イン・ユニフォーム(英語版)
  • 1945年 映画50周年記念
  • 1946年 第25シーズン第1回『25周年記念』

脚注

  1. ^ https://columbiashortsdept.weebly.com/screen-snapshots.html
  2. ^ “Jack Cohn Dead; Film Pioneer, 67”. The New York Times: p. 31. (1956年12月10日). https://www.nytimes.com/1956/12/10/archives/jack-cohn-dead-film-pioneer-67-cofounder-of-columbia-with-brother.html 2021年1月10日閲覧。 
  3. ^ Dick 1993, p. 30.
  4. ^ Dick 1993, p. 31.
  5. ^ Dick 1993, p. 33.

参考文献

  • Dick, Bernard F. (1993). The Merchant Prince of Poverty Row: Harry Cohn of Columbia Pictures. University Press of Kentucky. ISBN 978-0-8131-1841-3. https://books.google.com/books?id=rg3Q5OcfeSEC 

外部リンク

  • Hollywood in Uniform - IMDb(英語)
  • Screen Snapshots' 50th Anniversary of Motion Pictures - IMDb(英語)
  • Screen Snapshots' 25th Anniversary - IMDb(英語)
  • Ralph Staub - IMDb(英語)
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