スーパーターンスタイルアンテナ

東京タワーで使用されていたSTアンテナ6段。NHK総合とNHK教育の2放送を2重給電で放射。

スーパーターンスタイルアンテナ英語: super turnstile antenna)は広帯域で無指向性水平偏波放射することができるターンスタイルアンテナ(英語版)を、さらに大きな利得を得るために多段に積み重ねたアンテナのこと。バットウイングアンテナやSTアンテナともいう。超短波テレビジョン放送用アンテナとして広く使用されている。

概要

米国のRCA社が考案したもので、コウモリのような形をしている。アンテナは4つの水平ダイポールアンテナで構成されているので、単体の水平指向性は1/2波長ダイポールの指向性と同様である。水平ダイポールアンテナを上から見て東西南北90度毎に配置し、南北、東西のアンテナに90度位相差で給電すると、ほぼ円形に近い指向を持つ電波を放射することができる。

ギャラリー

参考文献

  • 清水保定『写真で学ぶアンテナ』(初版)廣済堂、東京都、2002年5月27日、232頁。ISBN 4807606026。 

関連項目

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