テレンス・ゴア

テレンス・ゴア
Terrance Gore
ニューヨーク・メッツ時代
(2022年10月7日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ジョージア州ビッブ郡メイコン
生年月日 (1991-06-08) 1991年6月8日(32歳)
身長
体重
5' 7" =約170.2 cm
165 lb =約74.8 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 外野手
プロ入り 2011年 MLBドラフト20巡目
初出場 2014年8月31日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
この表について
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プロジェクト:野球選手  ■テンプレート

テレンス・J・ゴアTerrance J. Gore, 1991年6月8日 - )は、アメリカ合衆国ジョージア州ビッブ郡メイコン出身のプロ野球選手外野手)。右投右打。

経歴

プロ入りとロイヤルズ時代

カンザスシティ・ロイヤルズ時代
(2015年9月1日)

2011年MLBドラフト20巡目(全体606位)でカンザスシティ・ロイヤルズから指名され、プロ入り。同年6月20日にルーキー級アリゾナリーグ・ロイヤルズでプロデビュー[1]

2014年8月31日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし[2]、9月2日のテキサス・レンジャーズ戦にて代走でメジャーデビュー。同年メジャーでは11試合に出場したが、もっぱら代走で起用され、5盗塁を記録した。打席に立ったのは2度だけで無安打に終わった。ロイヤルズは同年、29年ぶりにポストシーズンに進出したが、ゴアもメンバー登録された[3]

2015年は9試合でプレーしたが、メジャー初安打は2年連続でお預けとなった。一方、3試合に1つの割合で盗塁を決め、際立つ走力をアピールした[3]

2016年は17試合に出場したが、打席に立ったのは3度で無安打だった。しかし、持ち前の快足で11盗塁を決め、快足ぶりをアピールした[3]。マイナーでは、AA級ノースウエストアーカンソー・ナチュラルズで打率.233、出塁率.314ながら44盗塁を決め、脚力を存分に発揮した[1]

2017年6月10日にAAA級オマハ・ストームチェイサーズでプロ通算1948打席目にして初本塁打を記録した[4]。オフの12月1日にノンテンダーFAとなった[5][6]が、翌2日にロイヤルズとマイナー契約を結び、2018年スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった。2018年シーズンはAAA級オマハに所属した[7]

カブス時代

2018年8月15日に金銭トレードで、シカゴ・カブスに移籍し、傘下のAAA級アイオワ・カブスに配属された[8]。9月1日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[9]。9月8日、ナショナルズ戦でマックス・シャーザーからメジャー5年目にして初安打を記録した。オフの11月2日にFAとなった[7]

ロイヤルズ復帰

2018年12月18日に古巣のロイヤルズと1年契約を結んだ[10]

2019年7月12日にDFAとなった[11]

ヤンキース傘下時代

2019年7月17日に金銭トレードで、ニューヨーク・ヤンキースへ移籍した(40人枠には入らずマイナー契約)[12]。オフの11月4日にFAとなった[7]

ドジャース時代

2020年2月15日にロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結んでスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった。7月22日にメジャー契約を結んで40人枠入りした[13]。7月30日にDFAとなり[14]、8月6日にマイナー契約となった[7]。9月30日にメジャー契約を結び、ポストシーズンのロースターに名を連ねた[15]。オフの10月31日にマイナー契約となった[16]後、11月2日にFAとなった[7]

ブレーブス傘下時代

2021年2月にアトランタ・ブレーブスとマイナー契約を結んだ[17]。 結局この年は、レギュラーシーズンこそメジャー昇格は叶わなかったものの、ポストシーズンではヒューストン・アストロズとのワールドシリーズでヨハン・カマルゴと入れ替わる形でロースター入りを果たした。

選手としての特徴

類まれなる快足が武器で、本人も「小さい頃から走るのだけは速かったんだ。どうやら家系みたいで、兄貴も走るのは速かったし、甥も速い。何よりも父親が陸上選手だったから、その遺伝子が自分にも引き継がれているのかもしれないね」と語っている[18]。2015年ロイヤルズ、2020年ドジャース、2021年ブレーブスとワールドシリーズ制覇を三度経験。そのためチャンピオンリングを3つ所持している。しかし俊足を買われての代走起用が多いため、いずれの年もプレーオフで一度も打席に立っていない。メジャー通算打点数が1でチャンピオンリングの数よりも少ないなどユニークなネタが多いため、一部からは多大な人気を誇る。

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
2014 KC 11 2 1 5 0 0 0 0 0 0 5 0 0 0 0 0 1 0 0 .000 .500 .000 .500
2015 9 4 3 1 0 0 0 0 0 0 3 0 0 0 0 0 1 1 0 .000 .250 .000 .250
2016 17 3 3 6 0 0 0 0 0 0 11 2 0 0 0 0 0 1 0 .000 .000 .000 .000
2017 12 5 4 2 0 0 0 0 0 0 2 2 0 0 1 0 0 2 0 .000 .200 .000 .200
2018 CHC 14 5 5 5 1 0 0 0 1 0 6 0 0 0 0 0 0 1 0 .200 .200 .200 .400
2019 KC 37 58 51 13 14 2 1 0 18 1 13 5 0 0 6 0 1 18 0 .275 .362 .353 .715
2020 LAD 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- ---- ---- ----
MLB:7年 102 77 67 32 15 2 1 0 19 1 40 9 0 0 7 0 3 23 0 .224 .325 .284 .608
  • 2020年度シーズン終了時

年度別守備成績



左翼(LF) 中堅(CF) 右翼(RF)




































2014 KC 2 1 0 0 0 1.000 - -
2015 4 0 0 0 0 ---- - -
2016 2 3 0 0 0 1.000 - -
2017 2 2 0 0 0 1.000 - -
2018 CHC 7 3 0 0 0 1.000 - -
2019 KC 9 17 0 0 0 1.000 4 10 0 1 0 .909 10 7 0 0 0 1.000
2020 LAD - 1 0 0 0 0 ---- -
MLB 26 26 0 0 0 1.000 5 10 0 1 0 .909 10 7 0 0 0 1.000
  • 2020年度シーズン終了時

背番号

  • 0(2014年 - 2017年、2019年)
  • 1(2018年)
  • 27(2020年)

脚注

  1. ^ a b “Terrance Gore Minor Leagues Statistics & History” (英語). Baseball Reference.com. 2017年8月14日閲覧。
  2. ^ Royals to add three as September callups
  3. ^ a b c “Terrance Gore Statis” (英語). Baseball Reference.com. 2017年8月14日閲覧。
  4. ^ “It took 1,948 plate appearances, but Terrance Gore finally hit his first professional homer” (英語). Cut4. MLB.com (2017年6月10日). 2017年6月25日閲覧。
  5. ^ “List of moves at Friday's non-tender deadline” (英語). MLB.com (2017年12月2日). 2017年12月4日閲覧。
  6. ^ Terrance Gore Stats, Fantasy & NewsMLB.com
  7. ^ a b c d e MLB公式プロフィール参照。2020年11月23日閲覧。
  8. ^ Carrie Muskat (2018年8月15日). “Cubs acquire Terrance Gore from Royals” (英語). MLB.com. 2018年8月17日閲覧。
  9. ^ Carrie Muskat (2018年9月1日). “Bryant doubles in 1st game since July 23” (英語). MLB.com. 2018年9月2日閲覧。
  10. ^ Jeffrey Flanagan (2018年12月18日). “Gore returns to Royals on 1-year contract” (英語). MLB.com. 2019年2月11日閲覧。
  11. ^ Jeffrey Flanagan (2019年7月12日). “Royals call up Starling from Triple-A, DFA Gore” (英語). MLB.com. 2019年7月14日閲覧。
  12. ^ Jeff Todd (2019年7月17日). “Yankees Acquire Terrance Gore” (英語). MLB Trade Rumors. 2019年7月18日閲覧。
  13. ^ Jeff Todd (2020年7月23日). “Dodgers Select Terrance Gore, Option Dustin May” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年7月24日閲覧。
  14. ^ Steve Adams (2020年7月30日). “Dodgers Designate Terrance Gore For Assignment” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年7月31日閲覧。
  15. ^ Ken Gurnick (2020年9月30日). “LA opts for position-player depth on roster” (英語). MLB.com. 2020年10月1日閲覧。
  16. ^ Mark Polishuk (2020年11月1日). “Dodgers Outright Terrance Gore” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年11月23日閲覧。
  17. ^ Steve Adams (2021年2月26日). “Braves Sign Terrance Gore To Minor League Deal” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年6月15日閲覧。
  18. ^ “ロイヤルズの快進撃を支える強力な武器 23歳新鋭の衝撃のスピード”. Full-count (2014年10月11日). 2014年10月13日閲覧。

関連項目

外部リンク

  • 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
  • Terrance Gore stats MiLB.com (英語)
  • Terrance Gore (@TGO7E) - X(旧Twitter)
  • Terrance Gore (@terrance_gore0) - Instagram
アトランタ・ブレーブス ロースター
投手
捕手
内野手
外野手
指名打者
監督・コーチ
公式サイト(英語)より 40人ロースター 監督・コーチ一覧 2024年5月18日更新
アトランタ・ブレーブス 2021年のワールドシリーズ ロースター
   


27 オースティン・ライリー
30 カイル・ライト
33 A.J.ミンター
36 イアン・アンダーソン
38 ギジェルモ・エレディア
50 チャーリー・モートン
51 ウィル・スミス
54 マックス・フリード
55 クリス・マーティン
60 ジェシー・チャベス
64 タッカー・デービッドソン
68 タイラー・マツェック
74 ディラン・リー
77 ルーク・ジャクソン

監督
43 ブライアン・スニッカー

コーチ
02 エリック・ヤング(一塁)
04 ウォルト・ワイス(ベンチ)
10 チッパー・ジョーンズ(打撃コンサルタント)
28 ケビン・サイツァー(打撃)
37 ロン・ワシントン(三塁)
39 リック・クラニッツ(英語版)(投手)
57 サル・ファサーノ(英語版)(捕手)
59 ホセ・カストロ(英語版)(打撃補佐)
70 ボビー・マガヤネス(打撃補佐)

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