ニュース打破

ニュース打破』(朝鮮語: 뉴스타파、ニュースタパ)は、調査報道を行う大韓民国(韓国)のニュースサイトである[1]

李明博政権を批判するテレビ番組を制作したことから韓国放送公社(KBS)や文化放送(MBC)を解雇されたプロデューサー記者によって、2012年に設立された[1]国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)に参加している[2]

初回放送は同年1月27日で、43分のユーチューブ動画に4日間で30万以上のアクセスがあった[3][4]。「受信料を徴収する放送局はなぜこのようなニュースを制作しないのか」「オルタナティブメディアでなく公式メディアでまともなニュースを見たい」等のコメントが寄せられたといわれる[4]

韓国市民の支援が広がり、2018年時点で会員数約4万人、会費収入年間約50億ウォンに上る[1]

2022年大韓民国大統領選挙直前、尹錫悦候補(当時)が検事時代に釜山貯蓄銀行事件のもみ消しをしたというフェイクニュース(金万培氏虚偽インタビュー)を報じた疑いで、ソウル中央地検特別捜査チームはニュース打破やそれを引用報道したテレビ局に対して家宅捜索を行なった。2023年9月5日、このインタビューについて、金銭的なやりとりを行ったことが確認されたとして、「取材源と巨額の金銭取引を行った事実はジャーナリズムの倫理上、決して容認できない行為」として謝罪する文書を掲載した[5]

脚注

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  1. ^ a b c “【首都圏】日韓記者が問う権力とメディア あす立大でシンポ”. 東京新聞. 中日新聞社 (2018年6月9日). 2018年8月30日閲覧。
  2. ^ “「パラダイス文書」に北朝鮮女性実業家の名前 経済制裁を逃れか”. 産経新聞. 産業経済新聞社 (2017年11月6日). 2018年8月30日閲覧。
  3. ^ “ついに我慢がならず立ち上がった‘ニュース打破’"初回放送からショッキング"”. ハンギョレ (2012年1月21日). 2018年8月30日閲覧。
  4. ^ a b “≪ニュース打破≫初回放送4日間で30万回照会”. ハンギョレ (2012年2月5日). 2018年8月30日閲覧。
  5. ^ “大統領選直前の「虚偽報道」都市開発不正疑惑の中心人物ら捜査=韓国検察”. 聯合ニュース (2023年9月6日). 2023年11月18日閲覧。

外部リンク

  • 公式ウェブサイト(朝鮮語)(英語)
  • 뉴스타파(Newstapa)-KCIJ (@newstapa) - X(旧Twitter)(朝鮮語)
  • newstapa - YouTubeチャンネル(朝鮮語)
  • ニュース打破日本語字幕配信プロジェクト - YouTubeチャンネル
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