ファティマ (曖昧さ回避)

ファティマ、ファーティマ

アラビア語でفَاطِمة（fāṭima(h), ファーティマ）は「我が子を乳離れさせた女性^[1]」の意味。口語（方言）によってはファティマ、ファトマ、ファーテマ、ファテマなどと発音される。日本ではファティマというカタカナ表記が多い。

ファーティマ - イスラム教の預言者ムハンマドの娘。彼女にあやかっての命名が多いためイスラーム世界では非常にポピュラーな女性名。正統カリフ・初代シーア派イマームのアリーと結婚し後に第2代イマーム、第3代イマームとなる男児らを生んだためシーア派圏で非常に強い崇敬を受けている。
ファーティマ・ビント・ムーサー - 十二イマーム・シーア派のイマーム＝アリー・レザーの妹。
ファティマ・ウィットブレッド - イギリスの陸上競技選手。
ファーティマ・メルニーシー - モロッコのフェミニスト作家、社会学者。
ファティマ・レイニー - スウェーデンの歌手。
ファティマ・ロペス - ポルトガルのファッションデザイナー。
ファティマ・ジンナー（英語版） - パキスタンの政治家。ムハンマド・アリー・ジンナーの妹。
ファーティマ・ハトゥン - マシュハド出身の女性。モンゴル帝国の皇帝オゴデイの后であったドレゲネに仕える。オゴデイの死後は、ドレゲネと共に宮廷人事に影響力を及ぼすなど権勢を誇るも、失脚した後は魔女として凄惨な処刑を受けた。