プロロジス

プロロジス
Prologis, Inc.
サンフランシスコ、フェリービルディング埠頭に隣接する本社
サンフランシスコ、フェリービルディング埠頭に隣接する本社
種類 公開会社
市場情報 NYSE: PLD
本社所在地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カリフォルニア州サンフランシスコ
設立 1983年 (41年前) (1983)
業種 REIT
事業内容 不動産業、投資運用業
代表者 CEO:ハミード・R・モガダム
従業員数 1,712名(2019年)
外部リンク www.prologis.com
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プロロジスPrologis, Inc.)は、カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置き、主に物流施設に投資、開発、管理、運営しているアメリカ合衆国不動産会社REIT)である。2011年6月にAMBプロパティコーポレーションとプロロジスが合併して設立された。

物流プロバイダーの先駆けであると共に、物流プロバイダーのGLPと双璧をなす大手の物流会社である。

多国籍企業であり、物流不動産業界では世界第一位である[1][2]

会社概要

ドイツで建設されたプロロジスの倉庫群

2011年に同業2位のAMBプロパティコーポレーション(NYSE:AMB)と合併、世界22か国に延べ5,570万平方メートル、3500棟を超える物流施設を保有、総資産は460億米ドル(約3兆7720億円)におよぶ。AMBは1989年に最初のプライベートエクイティファンドを立ち上げ、物流不動産を始めた。

2009年にプロロジスの業績悪化により、保有資産の一部をシンガポール政府投資公社(GIC)に売却し、GLPが設立された。日本においては、プロロジスが保有する物流施設の大半をGLPが引き継いだ。

沿革

  • 1991年 - セキュリティー・キャピタル・インダストリアル・トラストとして創業。
  • 1994年 - ニューヨーク証券取引所に上場。
  • 1999年 - 日本法人設立。
  • 2009年 - プロロジスの業績悪化により、保有資産をシンガポール政府投資公社(GIC)に売却し、GLP(Global Logistic Properties)が設立された。
  • 2011年 - AMBプロパティコーポレーションと合併 [1]。

日本における事業

株式会社プロロジス
Prologis
東京ビルディング
東京ビルディング
本社所在地 日本の旗 日本
東京都千代田区丸の内2-7-3東京ビルディング21F
設立 1999年(平成11年)
業種 不動産業
法人番号 9010001140067
事業内容 物流施設の開発、所有及び運営管理
代表者 代表取締役社長 山田御酒
外部リンク 公式ウェブサイト(日本語)
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株式会社プロロジスはプロロジスの日本法人として1999年に設立された。先進的物流施設「プロロジスパーク」と、都市部のラストワンマイル圏用の「プロロジスアーバン」を開発している。

2009年には、プロロジスの業績悪化により、保有資産をシンガポール政府投資公社(GIC)に売却され、日本においては「日本GLP」が設立され引き継がれた。

2012年にはプロロジス・リート・マネジメント株式会社を設立し、2013年には日本プロロジスリート投資法人が上場した。物流特化型REITとしては、日本ロジスティクスファンド投資法人GLP投資法人、に次ぐ3番目の上場であった。

2023年には、第一生命保険などとジョイントベンチャー型私募ファンドである「プロロジス・ジャパン・コア・ロジスティクス・ファンド」を設立し、資産規模2,400億円を目指している[3]

物流プロバイダーの先駆け

2010年時点で、物流大手の日本GLPとプロロジス(AMB含む)において、日本の物流不動産市場の床面積の51%の供給を行っていた。大手デベロッパーの三井不動産のシェア1%、ハウスメーカー大和ハウス工業のシェアは2%など、シェアに圧倒的な差がある。

日本の物流不動産市場の主要プレーヤーと床面積シェア(2010)[4]

順位 物件名称 シェア
1 GLP(日本GLP) 26%
2 プロロジス 15%
3 AMB 10%
4 ラサール 10%
5 オリックス 7%
6 日ロジファンド投資法人 6%
7 日本レップ(グッドマン) 3%
8 野村不動産 3%
9 大和ハウス工業 2%
10 メープルツリー 2%
11 産業ファンド投資法人 2%
12 三井不動産 1%

事業所

日本での物流施設

日本国内の施設の例:プロロジスパーク市川II
  • プロロジスパーク舞洲1(現「GLP 舞洲 I」)
  • プロロジスパーク舞洲2(後の「GLP 舞洲 II」。改称後の2021年に放火事件が発生し建物が損壊したため、2023年に閉鎖)
  • プロロジスパーク舞洲3
  • プロロジスパーク舞洲4(現「舞洲4ロジスティクスセンター」)
  • プロロジスパーク大阪(現「GLP 大阪」)
  • プロロジスパーク大阪2
  • プロロジスパーク大阪3 ※計画のみ[5]。予定地には「SGリアルティ舞洲」が建設された。
  • プロロジスパーク大阪4
  • プロロジスパーク大阪5
  • プロロジスパーク茨木
  • プロロジスパーク高槻
  • プロロジスパーク神戸
  • プロロジスパーク神戸2
  • プロロジスパーク神戸3
  • プロロジスパーク神戸4
  • プロロジスパーク神戸5
  • プロロジスパーク尼崎(現「GLP 尼崎」)
  • プロロジスパーク尼崎1, 2, 3
  • プロロジスパーク川西
  • プロロジスパーク猪名川1, 2, (兵庫県川辺郡猪名川町
  • プロロジスパーク京田辺
  • プロロジスパーク東京I(大田区東海)
  • プロロジスパーク東京II(江東区新砂
  • プロロジスパーク市川I(千葉県市川市
  • プロロジスパーク市川II(千葉県市川市)
  • プロロジスパーク習志野3, 4, 5(千葉県習志野市
  • プロロジスパーク成田III(千葉県芝山町
  • プロロジスパーク千葉ニュータウン(千葉県印西市
  • プロロジスパーク三郷I(埼玉県三郷市
  • プロロジスパーク三郷II(埼玉県三郷市)
  • プロロジスパーク座間I(神奈川県座間市
  • プロロジスパーク海老名(神奈川県海老名市
  • プロロジスパークセントレア(愛知県常滑市)
  • プロロジスパーク鳥栖IV(佐賀県鳥栖市

脚注

  1. ^ “プロロジスとAMBが合併に最終合意、総資産3.7兆円に”. Logistics Today (2011年2月1日). 2021年9月16日閲覧。
  2. ^ “プロロジス/先進的物流施設は今後も伸張”. Lnews (2016年10月12日). 2022年4月9日閲覧。
  3. ^ プロロジスが運用する物流施設ファンドへの投資について ~本ファンドが第一号案件として、都内及び関西圏で約 300 億円の物流施設を取得~ 第一生命保険株式会社 2023年6月6日
  4. ^ “物流不動産第1部 ファンドバブルは復活するか[特集:ロジスティクス・ビジネス[LOGI-BIZ]バックナンバー]”. magazine.logi-biz.com. 2021年7月24日閲覧。
  5. ^ プロロジス/マルチテナント型物流施設「プロロジスパーク大阪3」開発計画に着手 | LNEWSバックナンバー

関連項目

外部リンク

  • 公式ウェブサイト(日本語)
  • Prologis(英語)
  • プロロジス (@Prologis) - X(旧Twitter)(英語)
  • Prologis Japan - YouTubeチャンネル(日本語)
  • Prologis - YouTubeチャンネル(英語)
上場
(58銘柄)
上場廃止
関連項目
会社名
団体名
  • 日本海運貨物取扱業会
  • 日本倉庫協会
  • 日本船主協会
  • 日本長距離フェリー協会
  • 日本内航海運組合総連合会
  • 日本旅客船協会
  • 日本冷蔵倉庫協会
  • 日本ローカルネットワークシステム協同組合連合会
  • 人環境優良車普及機構
  • 航空貨物運送協会
  • 港湾近代化促進協議会
  • 全国通運連盟
  • 全日本トラック協会
  • 国際フレイトフォワーダーズ協会
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