喜熨斗勝

喜熨斗 勝(きのし まさる、1935年昭和10年)10月3日[注 1] - 2022年令和4年)6月[2])は、神奈川県鎌倉市出身の歌舞伎研究家、フリーアナウンサー

来歴

父は二代目市川小太夫、伯父は初代市川猿翁という歌舞伎一家に育ち、幼少期は歌舞伎の舞台にも立ったことがある。

鎌倉学園中学校・高等学校時代は演劇部に参加。劇団民藝の演出家である松尾哲次の研究会で演出と演技を学んだ[1]

明治大学演劇学科卒業後、文化放送に入社。同局のアナウンサーとして活躍し、1963年(昭和38年)に退職後にフリーアナウンサーとなる。文化放送が出資するフジテレビを中心に活躍、人気番組『3時のあなた』の司会アシスタントとして知られるようになる[1]。その後はフリーアナウンサーと並行する形で歌舞伎研究家・評論家としても活動した。

著書

  • 『歌舞伎 芸と血筋の熱い裏側』、全239頁、講談社、2018年[3]ISBN 978-4062209397

補注

注釈

  1. ^ p.188にweb版記事同様の筆者・喜熨斗勝の略歴掲載[1]

出典

  1. ^ a b c 喜熨斗勝 2022, p. 188.
  2. ^ 岡本朋之 2023, p. 22-23.
  3. ^ 『歌舞伎 芸と血筋の熱い裏側』|講談社BOOK倶楽部
  • 喜熨斗勝の歌舞伎講座

参考文献

  • 喜熨斗勝「(文春歌舞伎!)香川照之 その血と執念」『週刊文春 2022年5月5・12日ゴールデンウィーク特大号(通巻3165号)』第64巻、第18号、文藝春秋、187-189頁、2022年5月12日。ASIN B09XZC4FF3。https://bunshun.jp/denshiban/articles/b3009 ※2022年4月28日発売(当該の特集「文春歌舞伎!」全体は、p.69-77及び178-189の2部構成で掲載された)。
  • 岡本朋之 編「香川照之 一門の混乱直前までアドバイス送った“歌舞伎のアナウンサー” 実父享年83の前に亡くなっていた親族恩人・享年86」『週刊女性 2023年10月31日号(通巻3236号)』第67巻、第38号、主婦と生活社、22-23頁、2023年10月17日。ASIN B0CJMPTGKH。https://www.jprime.jp/articles/-/29601 (※週刊女性公式webサイトでの記事タイトルは『香川照之と市川猿翁の父子確執と梨園入りにもアドバイスを送った「歌舞伎のアナウンサー」、親族で歌舞伎評論家の喜熨斗勝さんが2022年6月に死去していた』)


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