矢作古川

矢作古川
矢作古川 2005年(平成17年)6月29日撮影
矢作川との分岐点付近(西尾市志貴野町)
水系 一級水系 矢作川
種別 一級河川
延長 14.276 km
平均流量 -- m³/s
流域面積 103.8 km²
水源 矢作川
水源の標高 -- m
河口・合流先 三河湾(愛知県)
流域 愛知県
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岡崎市周辺の地理
矢作川下流支派川の河川改修の歴史

矢作古川(やはぎふるかわ)は、愛知県を流れる矢作川水系の分流。愛知県管轄の一級河川である。

地理

愛知県西尾市小島町と西尾市志貴野町の境にて矢作川から分かれ、西尾市吉良町吉田、西尾市一色町千間の境で三河湾に注ぐ。

途中、西尾市江原町付近で安藤川が並行し、西尾市高河原町付近で安藤川を合流した広田川と並行、吉良町八幡川田と一色町大塚の境付近で広田川が矢作古川に合流する。

歴史

矢作古川はかつて矢作川本川が流れたが、矢作古川へと流れていた当時の矢作川は現在の西尾市小焼野町付近から西へと流れる「弓取川」と呼ばれる流路を流れていた[1]。現在の小焼野町付近以下の矢作古川の最下流部は、かつての広田川下流部に相当する[1]

矢作川の本流が現在の河道に移るのは1605年慶長10年)のことで、徳川家康の命によって現在の分岐点の西側の台地を開削して新川が通された[1]。最下流部が現在の河道に移ったのは1645年正保2年)の「古川の川違い」によるものであり、翌1646年(正保3年)に弓取川への分派口が締め切られた[1]

流域の自治体

愛知県
西尾市

主な支流

矢作川#主な支流」を参照

主な橋梁

下流より記載

脚注

  1. ^ a b c d 愛知県 (2018年11月7日). “川筋の変遷とその痕跡-愛知県の河川の歴史-”. 2023年5月16日閲覧。

外部リンク

矢作川水系の河川(括弧書きはより次数が大きな支川、多数ある場合は※印を付して別項目で記載)
一級河川
  • 鹿乗川(西鹿乗川)
  • 矢作古川※
  • 乙川
  • 家下川
  • 青木川(真福寺川)
  • 巴川※
  • 安永川
  • 加茂川
  • 市木川
  • 籠川(水無瀬川・伊保川・広見川・加納川)
  • 御船川
  • 力石川
  • 飯野川
  • 犬伏川(木瀬川・大平川)
  • 阿摺川
  • 李川
  • 田代川
  • 介木川
  • 阿妻川
  • 明智川
  • 段戸川(小田木川・富永川)
  • 上村川※
  • 名倉川(入山川・黒田川)
  • 平林境川
  • 野入川
  • 小川川(堂の入川)
  • 檜原川(新井川・大又入川)
  • 萸野川
  • 浅間川
矢作古川の支川
  • 広田川(須美川・安藤川・占部川・砂川・柳川・相見川・尾浜川・赤川)
乙川の支川
  • 伊賀川
  • 山綱川(竜泉寺川)
  • 鉢地川
  • 男川(夏山川・鳥川・乙女川)
巴川の支川
  • 郡界川
  • 滝川
  • 仁王川
  • 足助川
  • 神越川(大見川)
  • 野原川
  • 大桑川
  • 菅沼川
  • 黒瀬川
  • 中川
阿妻川の支川
  • 才坂川(土助川)
  • 赤羽根川
  • 秋葉洞川
  • 丸草川
明智川の支川
  • 大平川
  • 高波川(馬木川・中沢川・小杉川・源内川)
  • 吉田川(滝坂川)
  • 野志川(荒井川)
上村川の支川
  • 木之実川
  • 飯田洞川
  • 合川
  • 平谷川(西川)
関連河川
一級河川以外の支川
関連項目
  • 菱池
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  • コモンズ コモンズ