石田あき子

石田 あき子(いしだ あきこ、1915年11月28日 - 1975年10月28日)は、俳人石田波郷の妻。本名・せん。旧姓・吉田。「鶴」「馬酔木」同人。

埼玉県生、大妻高等女学校卒。1942年に波郷と結婚、夫の闘病を支えながら子を育て、句作にも励んだ。1970年に出版されたあき子の句集『見舞籠』は波郷が死の直前まで出版の準備を手助けしていたもので、波郷の死の1ヶ月後に刊行され、第10回俳人協会賞の対象となった。また当時のことを綴った『夫帰り来よ』という随筆集がある(題名は『見舞籠』所収の「ひとたびは夫帰り来よ曼珠沙華」による)。 1975年、59歳で死去。死後に『石田あき子全句集』(1977年)も刊行されている。

参考文献

  • 「石田あき子」 デジタル版 日本人名大辞典+Plus
  • 『現代俳句大事典』 三省堂

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  • 石田あき子の句の鑑賞(増殖する俳句歳時記)
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