赤い迷路

曖昧さ回避 この項目では、テレビドラマについて説明しています。高階良子による漫画作品については「赤い迷路 (漫画)」をご覧ください。
赤い迷路
ジャンル テレビドラマ
脚本 佐々木守
ジェームス三木
池上金男
長野洋
山本邦彦
監督 山本邦彦
恩地日出夫
富本壮吉
降旗康男
今井雄五郎
大槻義一
帯盛迪彦
出演者 宇津井健
山口百恵
小山明子
長山藍子
松田優作
製作
プロデューサー 春日千春(大映テレビ)
野木小四郎(大映テレビ)
山本典助(TBS)
制作 大映テレビ
TBS
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1974年10月4日 - 1975年3月28日
放送時間金曜日21:00 - 21:55
放送枠TBS金曜9時枠の連続ドラマ
放送分55分
回数26
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赤い迷路』(あかいめいろ)は、TBS系列(当時の関西地区でのネットは朝日放送)で1974年10月4日から1975年3月28日まで毎週金曜日21:00 - 21:54JST)に放送された日本のテレビドラマ大映テレビ製作。主演は宇津井健

赤いシリーズ第1弾。平均視聴率 18.9% 、最高視聴率 22.7%。

ストーリー

精神科医・結城正人は、アメリカから3年ぶりに愛する妻・妙子と娘・明子の待つ日本へ帰国する。しかし正人は妻の行動に不審を感じる。正人の帰国パーティーの席上に謎の電話がかかり妻・妙子は姿を消す。その翌日、モーテルで妙子の無惨な死体が発見される。正人は殺しの犯人を捜し出す。しかし、そこには娘・明子の出生の秘密が隠されていた。

出演

結城家
その他

スタッフ

主題曲・挿入歌

放送日程

各話 放送日 サブタイトル 脚本 監督
第1話 1974年10月04日 突然に 池上金男 今井雄五郎
第2話 10月11日 容疑 ジェームス三木 大槻義一
第3話 10月18日 さまよい 長野洋 富本壮吉
第4話 10月25日 姉弟 ジェームス三木 降旗康男
第5話 11月01日 わが娘 長野洋 恩地日出夫
第6話 11月08日 幻の父 佐々木守 今井雄五郎
第7話 11月15日 母の日記 ジェームス三木 富本壮吉
第8話 11月22日 出会い 長野洋 降旗康男
第9話 11月29日 激情 佐々木守 恩地日出夫
第10話 12月06日 父ふたり ジェームス三木 今井雄五郎
第11話 12月13日 ふたりの秘密 長野洋 降旗康男
第12話 12月20日 恋祭り 佐々木守 富本壮吉
第13話 12月27日 母より ジェームス三木 帯盛迪彦
第14話 1975年01月03日 晴れ着 長野洋 富本壮吉
第15話 1月10日 冬の抱擁 佐々木守 降旗康男
第16話 1月17日 父の決意 長野洋 富本壮吉
第17話 1月24日 家出 山本邦彦 降旗康男
第18話 1月31日 兄さんと呼ぶ? 佐々木守 富本壮吉
第19話 2月07日 心の亀裂 長野洋 降旗康男
第20話 2月14日 愛と死 富本壮吉
第21話 2月21日 約束 山本邦彦 降旗康男
第22話 2月28日 春の十字架 佐々木守 富本壮吉
第23話 3月07日 誤解 長野洋 降旗康男
第24話 3月14日 呪い人形 佐々木守 富本壮吉
第25話 3月21日 母の山脈 山本邦彦
最終話 3月28日 出発の詩 富本壮吉


備考

  • 第1話から第6話までと、第7話からではオープニングのアニメーションが異なる(タイトルの出現の仕方、帯色の配置など)。
  • 松田優作演じる都築潤は本作において、最初は主役級の役割だったが、後になってドラマの中心が結城家の親子に行くようになり、見せ場が減った優作は本番組に対し不満を漏らしていた。ある時、プロデューサーの春日千春が優作に「『狂ってる』という台詞を『異常だ』に変えて欲しい」と電話で依頼したところ優作の不満が最高潮に達して「そんな台詞が言えるか!文句があるならこっちへ来い!」と応酬。春日が直接現場の優作の元を訪れて頭を下げ、優作もこれを了承したがその台詞回しはキレる寸前といった感じだったという。優作はこの前後から既に「やってらんない!さっさと殺してくれ!」と発していたこともあり、春日は結局これに応える形でその設定を作り、第20話「愛と死」で都築潤は脳腫瘍で死亡するというストーリーを以って優作は番組を去った。後に優作は「春日さんがわかりのいい人で、望み通りさっさと殺してくれた」と話している[1]
  • 1975年1月3日(第14話) 、正月の放送のシーンの中で、お屠蘇を飲むシーンを収録し編集も終えていたが、放送直前の1974年12月31日の試写後にTBS側から「日本酒(お屠蘇)のシーンはカットして欲しい」という要望が急に出された。当時スポンサーのサントリーが「お正月はワインで」のキャンペーンを展開していた最中だったというのがその主な理由だったが、編集作業終了後の納品状態からの改訂作業など無理としてプロデューサー・春日と局側は両者とも一歩も引かなかったが、最後には春日が思い切った策に出ることになった。納品状態のフィルムにはさみを入れてお屠蘇が映っている部分だけカットしてフィルム用接着剤で再びつなげて戻すという作業を行い、それで放送に出した結果、フィルムが放送中に剥がれて離れることは無く無事放送を終えることが出来た[2]

出典

  1. ^ 『「スクール★ウォーズ」を作った男』』(山中伊知郎・著、洋泉社、2004年、 ISBN 4-8969-1792-8 )p.87 - 88
  2. ^ 『「スクール★ウォーズ」を作った男』p.88 - 89

外部リンク

  • 赤い迷路 - BS-TBS
  • 赤い迷路 - TBSチャンネル
TBS系列 金曜21時台(1975年9月まで「赤いシリーズ」と「白いシリーズ」の交互放送)
前番組 番組名 次番組
白い滑走路
(1974年4月5日 - 9月27日)
赤い迷路
(1974年10月4日 - 1975年3月28日)
【赤いシリーズ 第1作】
白い地平線
(1975年4月4日 - 9月26日)
赤いシリーズ
オリジナルシリーズ
(1974年-1980年)
赤いシリーズ(1993年)
2005年版
サウンドトラック、
主題歌

赤い疑惑 -テレビ・ドラマ名場面集- - 赤いシリーズ シングル・コレクション - ありがとうあなた - 赤い運命 - 赤い衝撃 - 走れ風と共に - 赤い絆(レッド・センセーション)

俳優
製作、関連作品
スポンサー、協力会社
放送枠
カテゴリカテゴリ
TBS系列 金曜21時台の連続ドラマ / 金曜ミステリー劇場
1964年10月
- 1982年5月
(第1期)
1961年
  • マンハッタン・スキャンダル
1962年
1964年
  • 捜査検事
1965年
1972年
1973年
1974年
1975年
1976年
1977年
1978年
1979年
1980年
1981年
1982年6月
- 同年9月
金曜ミステリー劇場
1982年
1985年10月
- 2001年9月
(第2期)
1985年
- 1989年
1985年
1986年
1987年
1988年
1989年
1990年
- 1994年
1990年
1991年
1992年
1993年
1994年
1995年
- 1999年
1995年
1996年
1997年
1998年
1999年
2000年
- 2001年
2000年
2001年
参考・30分枠ドラマ
1961年 - 1972年
1961年
  • 西部の男パラディン
1962年
  • パパだまってて
1963年
1964年
1965年
1967年
1968年
1969年
  • 娘すし屋繁盛記
  • (中断)
  • ふうふう夫婦
1970年
  • マイホーム'70
1971年
  • ○○一泊旅行
  • あたし頑張ってます
関連項目
カテゴリ カテゴリ
シングル
アルバム
山口百恵のアルバム
スタジオ・アルバム
サウンドトラック
ベスト・アルバム
ライブ・アルバム
映像作品
ボックス・セット
トリビュート・アルバム
カテゴリ カテゴリ
出演
テレビドラマ
赤いシリーズ

迷路 - 疑惑 - 運命 - 衝撃 - - 死線

その他
映画
主演作品

伊豆の踊子 - 潮騒 - 初恋時代 - 絶唱 - エデンの海 - 風立ちぬ - 春琴抄 - 泥だらけの純情 - 涙の卒業式〜出発〜 - 霧の旗 - ふりむけば愛 - 炎の舞 - ホワイト・ラブ - 天使を誘惑 - 古都

助演作品
関連人物
関連項目

ホリプロ - ソニー・ミュージックエンタテインメント (旧CBSソニー) - スター誕生!

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