長野東宝中劇

長野東宝中劇
Nagano Toho Chugeki
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情報
正式名称 長野東宝中央劇場
旧名称 菊田劇場→長野市営中央映画劇場
完成 1948年
開館 1948年12月16日
開館公演我等の生涯の最良の年
ウィリアム・ワイラー監督)[1]
閉館 2007年4月15日
最終公演ドラえもん のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜』(寺本幸代監督)
客席数 216席
設備 ドルビーデジタル5.1ch
35mm映写機
用途 映画上映
運営 関東共栄興行株式会社
所在地 380-0833
長野県長野市大字鶴賀権堂町1449-1
(現在の「酒菜やまざき本店」の位置)
最寄駅 長野電鉄長野線権堂駅
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長野東宝中劇(ながのとうほうちゅうげき)は、かつて長野県長野市権堂町に存在した東宝系の映画館

運営・経営は関東共栄興行(のちの東宝フーズ、2012年解散)が行っていた。

略歴・概要

  • 1927年昭和2年)、長野市鶴賀に開業した「菊田劇場」が前身。主に演劇などを上演していたが、戦後の1946年(昭和21年)に現在地に移転。1948年(昭和23年)12月16日に改築され、洋画専門の映画館「長野市営中央映画劇場[1]としてリニューアルオープンしたが、民営の映画館と協調関係を維持するのが困難となり[1]、わずか1年で東宝の封切館に転身、現館名に改める。1966年(昭和41年)にオープンした長野東宝グランド劇場(2006年4月14日閉館)と共に長野県内における東宝系のチェーンマスターとして親しまれた。この映画館のある通りは後に「中劇通り」と呼ばれている。
  • 2005年平成17年)6月26日、『戦国自衛隊1549』監督の手塚昌明が東宝中劇を訪れ舞台挨拶を行った[2]
  • 2006年(平成18年)6月24日、長野市内初のシネマコンプレックス長野グランドシネマズ」がオープン。経営的にも苦戦を強いられたことや建物の老朽化も重なり、2007年(平成19年)4月15日ドラえもん のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜』の上映を最後に閉館。58年4ヵ月(前身の菊田劇場時代から数えると80年)に及ぶ歴史に幕を閉じた。
  • 建物は解体後しばらく更地となっていたが、2016年(平成28年)11月14日、近隣にあった居酒屋「酒菜やまざき」本店が移転新築した[3]

特徴

市営中央映画劇場時代に上映した『我等の生涯の最良の年』(1946年

千代田劇場→日劇東宝→日劇2(後のTOHOシネマズ日劇スクリーン2)系列のロードショー館。「ゴジラ」「若大将」などの実写シリーズ物から、「ドラえもん」「ポケモン」などのアニメ作品まで数多くの邦画を上映。1ヵ月に1作程度の割合で新作が上映されていた。定員216人(閉館時)。

関連項目

  • 長野グランドシネマズ - 現在、長野市権堂町にあるシネコン。旧名称は「長野東宝グランド劇場」。
  • 松本東宝セントラル - 長野県松本市にかつて存在していた東宝系の映画館(2004年10月閉館)。
長野市内の映画館

出典

  1. ^ a b c 「信州のドラマ(28)長野市映の映画館」信濃毎日新聞 1995年10月29日
  2. ^ “手塚昌明監督来長”. ながのフィルムコミッション (2005年6月27日). 2016年12月20日閲覧。
  3. ^ “酒菜やまざき本店 ~以前のお店の場所からすぐ近くにNEW OPEN~”. 30min.(サンゼロミニッツ). IID Inc. (2016年11月16日). 2016年12月20日閲覧。
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