ルナ・ナポリターナ
「ナポリの月」とは異なります。 |
「ルナ・ナポリターナ」(Luna Napoletana)は、1960年代前半頃にイタリアで歌唱された楽曲である。イタリア国外でも日本等で訳詞されたものが歌唱されている。
日本では一部「夢のナポリターナ」のタイトルでリリースとなったものも存在する。ただし、「ルナ・ナポリターナ」の正確な日本語訳は「ナポリの月」である。
解説
原曲は「With All My Heart」等を歌唱したイタリアの歌手であるマリノ・マリーニ(英語版)が歌唱したものである。イタリア語による原曲には「別れた今も、同じように光っている。私にもう一度、愛の光を下さい」と言う意味の歌詞がある。
この楽曲は1960年頃にリリースされた。
同年より訳詞されたものが日本でもリリースされた。中でも話題となったのはダニー飯田とパラダイス・キング(メインボーカル:坂本九)版とザ・ピーナッツ版であった。ただし、両者の日本語訳の歌詞内容は大幅に異なり、ダニー飯田とパラダイスキング版は歌詞の冒頭が「Oh Luna Luna 見ておくれ…」と始まる歌詞であるのに対して、ザ・ピーナッツ版は「お月様…、その胸の悲しみを知りつつ」から始まっている。なお、ザ・ピーナッツ版はほぼ原曲に忠実な訳詞となっている。
リリースよりおおむね50年が経過した現在でも、両者のCDに収録されることの多い楽曲となっている。
カヴァーを行ったアーティスト
日本
- ダニー飯田とパラダイス・キング(メインボーカル:坂本九)(東芝レコード)
- ザ・ピーナッツ(キングレコード)
- 西田佐知子(ポリドール・レコード)
- 松島トモ子(コロムビア・レコード)
- 島田マリ(ビクターレコード)
- 林家三平(東芝EMI) - 林家の生前は未発表。1992年発売『林家三平 メモリアル・ベスト』で初商品化された。
日本以外
シングル収録曲
ダニー飯田とパラダイス・キング盤
品番はJP-5054。
ザ・ピーナッツ盤
品番はEB-7026、SEB-6(ステレオ盤)。
西田佐知子盤
品番はDJ-33。
松島トモ子盤
品番はSA-507。
- 夢のナポレターナ
- 訳詞:みナみカズみ、編曲:小林郁夫
- パイナップル・プリンセス(英語版)
島田マリ盤
品番はVS-453。
- 夢のナポリターノ
- 訳詞:井田誠一、編曲:野々村直造
- はるかなるアラモ
注釈
主要参照文献
- 『ザ・ピーナッツ メモリーズBOX』付属解説書 2004年11月26日発売
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伊藤エミ (姉) - 伊藤ユミ (妹) | |||||||
シングル | 可愛い花 - 南京豆売り - キサス・キサス - 情熱の花 - 乙女の祈り - モスラの歌 - 悲しき16才 - 心の窓にともし灯を - マイ・ホーム・タウン - ルナ・ナポリターナ - スター・ダスト - 月影のキューバ - スク・スク - ヘロー・メリー・ルー - コーヒー・ルンバ - ふりむかないで - 私と私 - ジョニー・エンジェル - レモンのキッス - 恋のバカンス - ポカンポカン - 東京たそがれ/ウナ・セラ・ディ東京 - ジューン・ブライド - スーヴェニール東京 - ドンナ・ドンナ - 明日になれば - ローマの雨 - 銀色の道 - 東京ブルー・レイン - 恋のフーガ - 恋のロンド - 愛への祈り - ガラスの城 - 東京の女 - 大阪の女 - リオの女 - サンフランシスコの女 - 情熱の砂漠 - さよならは突然に - 浮気なあいつ - よこがお | ||||||
アルバム |
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楽曲 |
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出演 |
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関連会社 | |||||||
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